もちろん、美人であればよいというわけではない。
世の中には、個性的で魅力的な人はたくさんいる。
外見がよいだけでは、中身を磨かなければすぐに
ばれてしまう。
顔は人生の履歴書ともいう。
どれくらい充実した人生を送ってきたかによって、
顔からにじみ出る魅力は増しもすれば、減りもする。
見た目がすべてではないが、
「平均顔が魅力的である」
という事実のメッセージ性は、肯定的にうけとめることが
できるのでははないか。
顔の形だけの問題ではない。
『論語』の中に、「中庸の徳たるや、それ至れるかな」
という孔子の言葉がある。
姿かたちだけではない。
日々の心のあり方においてこそ、さまざまな要素の
バランスがとれた姿を追い求めるべきである。
ある特定の感情にとらわれてバランスの崩れた様子は、
決して美しいものではない。
もちろん、人として生きる以上、喜怒哀楽はあるだろう。
しかし、徳にすぐれたひとは、そのような一時の惑いを
バランスのとれた心のありように戻していこうとする。
バランスのとれた平均的な生き方は、「平凡」という
言葉で片付けられるものではない。
むしろ、それは、「つながり」「つたえていく」という生命の
本質にかかわっている。
「平均的であることこそが美しい」
多くの生活者に勇気と希望を与えてくれる思想が
ここにある。
以上です。
いやあ、どうですか?
もう一度、最初から読み返してみてください。
今度は、鏡とにらめっこしながら。
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